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2017.06.30

ためになる、短いお話 ~朝講話 其の四~

室蘭キャンパス朝講話、

6月の第4週は英語科の田中先生が担当しました。

 

田中先生の体験に基づくお話を皆さんにもご紹介します。

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テーマ「一人旅…エジプト編」

 

私はあるときタイのバンコクという町に1週間ほど滞在していました。

 

滞在中に、エジプトの首都・カイロ行きの安い航空チケットが手に入ったので、

さっそく遊びに行くことにしました。

 

エジプトでは、多くの遺跡が数多く残るルクソールという町に行きました。

 

ルクソールは「ツタンカーメンの黄金マスク」で有名な『王家の谷』の遺跡など、

多くの遺跡が世界遺産に登録されている町で、

バスを利用した観光客が必ず立ち寄る町といわれています。

 

私は40度を超える暑さにもかかわらず、砂漠の中を飲み物も持たず、

レンタル自転車のペダルをこぎながら遺跡めぐりをするという無謀な旅をしていました。

 

その途中、私は暑さで意識が無くなってしまったのです。

 

大きな石の陰に寄りかかっている私を、

現地のサトウキビジュース売りの少年が見つけてくれました。

 

そして、その少年は売り物のジュースを飲ませてくれたのです。

 

危険な状態にあった私はそのジュースによって文字通り「生き返る」ことができました。

 

何度も「ありがとう」と話し、代金を支払おうとしました。

しかし、その少年は代金を受け取ろうとしませんでした。

 

そして、その少年の手招きに従って私が着いたところは「スカラベ」という、

エジプトの太陽神と同一視され神聖化されている

フンコロガシという虫をモチーフにしたお土産を製作している工場でした。

 

そこには少年の親がいました。

 

私はその少年の親に感謝の気持ちを伝えたところ、

少年の親から、

「子どもの行いに感謝していただいたことをありがとう」

と伝えられ、別れ際に多くのスカラベを持たせてくれたのです。

 

この経験で、私が学んだことは

「人に何かをしてあげたときに見返りを求めるのではなく

【感謝していただいた】その事に対する喜びを持ち、表出する、相手に伝える。」

ことの大切さです。

帰国後、私は日々私自身の言動に問題はなかったのか、自問自答しながら生活するようになりました。

 

 

 

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「ありがとうと感謝した。」その行いを感謝してくれた人がいた。

そのことへの田中先生の驚きが伝わってきます。

 

そしてその出来事から

「これまでの自分を振り返る」ことへ思い至った田中先生もまた素晴らしいと感じました。

 

自分自身を振り返り、見つめることで

人は経験から学び、そして成長していくことができます。

 

そういった「人として大切な姿勢」も考えさせられる

ためになる、短いお話

でした!

 

 

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センター長 山本